第1回 イントロダクション

皆さんは「ノートテイク」という言葉を聞いてどのようなイメージをしますか? 直訳すると「メモを取る」、意訳しても「自分の分かりやすいように記録を取る」、ということでしょうか。 しかし、ここで言う「ノートテイク」は今、先生の話して伝えたいことを文字にして、その場にいる人に伝えることを言います。

高校での講義は「書くこと」がメインだったのに対して、大学では「話すこと」に重点を置きます。 すると、聴覚障害を持つ学生はその情報を十分に受け取れません。 そこで、ノートテイク会では聴覚障害学生が情報を受け取ることが出来るように支援することを目的に活動しています。

つまり、「ノートテイク」とは「聴覚障害学生に情報保障を行うこと」と言えます。 では「聴覚障害」や「情報保障」とは一体何なのか… 次回以降でそれらを詳しく見ていきます。

(2019/05/06)

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